date

type

location

floor area

consultant

contractor

photo

2016.11

housing

Fukaya, Saitama

65.85

Structured Environment

Fuji construction&planning

1-15 28 Takumi Ota / 16-27 Shinkenchiku-sha

roofs and windows near wall behavior|食堂の壁のはなれ、屋根と窓のある家

「食堂の壁」のはなれに建てた、オーナーシェフの息子さんのための住宅です。

食堂から眺めたとき、絵本にでてくる家のような親しみやすさと不思議さを残しながら風景に溶け込んでほしいと考えて、背景にある家々と同じ「屋根と窓」のエレメントを独立後はじめて用いました。

小さな家を4つに分けて、半地下をつくることで屋根の一番低いところを人の背丈よりも低く。屋根は対角に流し、食堂側に向けて、キュビズムの絵のように遠近感を圧縮して家を背景に退かせ。窓は小窓によく用いられる突き出しの形を、小さな家の割に大きなサイズで。すべて同じものを用いながら、地面が全面に見下ろせたり、目線近くに来たり、空だけが見通せたり、身体との関係性で異なる大きさの存在に。

無意識への働きかけ、見慣れたもののいつもとは異なる経験の重なりは、室外からも室内からも、いままでの風景とはすこし違うものになっていきました。

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